「呼吸あなどるなかれ。」

呼吸は生きること、今ここへの架け橋。

イチローは言いました「開幕戦など緊張した場面をどうしたら楽しめますか?」と問われ、即答しました「楽しめるわけがない!」そりゃそうだ、エッジの最中は楽しめるわけがなく、ただ緊張と共に、今ここにいることしかできないみたいなこと言っていた。(強いて付け加えるならば”結果、面白かった”だろう)

日常生活において、ほとんどの時間は呼吸を忘れがちだし、当たり前になりすぎてて意識すらしていない時の方が多いのではなかろうか。

そうなる要因の一つとして、幼少期から、社会から、はたまた、1番身近な、1番の味方であろう親から、あれはダメこれはダメと、言われ続け、その度に萎縮し呼吸が浅くなってきたと言われている。多分その通りなんだと思う。

男の子だろとハッパをかけられ、女の子なんだからと正され、はたまた、やれ生殖器で遊んじゃだめだ、礼儀正しくなきゃダメよ・・・と、大人にはわかるが(大人がそうじゃないケースが多々ある)、子供とっては理不尽なことが多い。

そんな窮屈さが当たり前の浅い呼吸人生が始まっていく。(そしてマスク着用長時間耐えられるような体(マッチョ)が出来上がっていく)

我々が住むこの地球という星は、ほとんどの人間が何かしらの抑圧や矯正を受けているという謎の星であり、そこに住んでいる謎の生き物である。

よく聞く「そうじゃないと秩序が保てない」と一体誰かが言ってるのだろう?

タントラのワークはそこから自らの意思で抜け出し、蘇り、生き生きと生き始めていくきっかけになるから面白いったらない。

僕は呼吸が育つという言い方がしっくりきてよく使うんだけど、まさにそうなんだよね、使わないと錆びるし、固くなるし、家が住んでないとさびれるのと一緒。

とはいえ、呼吸を通すのって、錆びついて硬いものをほぐすようなもので、はじめはしんどい(身体だけのことではなく心身ともに反応が出ることあるでしょう)でもはじめを抜ければ、あとは水道管が通るように流れていき、それが川になり、海に繋がる。

初めを逃せばずっと硬いままなんだけどな。

セラピーなんていらない!・・・とは言わないけど、手始めにダンスをすれば良い。

なぜダンスをするのか?

自然に呼吸をし、自然に筋肉が動き気が巡る、そして身体とつながり、不思議とそれが喜びになる、その架け橋が呼吸です。

そんなわけでたくさん呼吸しましょう。

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